関西で数少ない柔麺専門の二郎インスパイア系ラーメン店。3年ぶりに食べに行ったら、その柔麺が感動レベルの出来栄えでした!ラーメン工藤@大阪・岸辺

2020年春以来の訪店となった、大阪府吹田市岸辺にあるラーメン工藤。関西の数ある二郎インスパイア系ラーメン店の中でも「柔麺専門」を謳う希少なお店。過去に僕が訪店して以来、新型コロナ禍真っ最中に夫婦喧嘩による別の「緊急事態宣言」で休業したり、大ラーメンを注文するお客さんに対して1万円のデポジット制を開始したりで、すっかりメディアを通じて有名なお店になってしまいました。

今回僕がラーメン工藤を訪れたのは、とある木曜日の午後6時半頃。この時点で、お店脇の路地に10人くらいの先客が行列をつくって並んでいました。この時点から店内に入店できるまでの待ち時間は約20分。僕の後ろにも続々とお客さんがやって来るし、「さすが人気店!」って感じでしたね…

 

ラーメン工藤の店舗情報

  • 店名:ラーメン工藤
  • 席数:カウンター10脚+2
  • 住所:〒564-0011 大阪府吹田市岸部南1丁目24−8
  • 電話番号:080-3816-5458
  • 営業時間: 11:30-14:00(土日 11:00-15:00)、18:00-22:00(日曜日の夜営業なし)
  • 定休日:不定
  • 駐車場:あり(近くにあるスーパー「フレンドマート」の駐車場が90分間無料で利用可能)
  • クレジットカード払い:不可(食券制)

 

ラーメン工藤のメニュー紹介

ラーメン工藤では、行列に並ぶ前に券売機で食券を購入するシステムになっています。僕が訪店した令和5年11月現在のメニューはこんな感じで…

 

ラーメン工藤の券売機

 

3年前に訪店した時よりもラーメンは150円の値上げとなっています。それでも千円札でお釣りが返ってくる値段設定はすごくありがたいですし、麺の量がいくらになってもラーメン同一料金というのも変わりなし。これは、ラーメンの量に応じて値段設定しているのではなく、「お腹いっぱいになるために必要な料金」としているからなのだとか。

 

ただ、その代わりラーメンのお残しに対しては厳しく、昨年4月から「大ラーメン注文時は1万円をデポジットとしてお店に預ける」という新ルールが設けられました。常連さんで「確実に食べ切れる」とわかっている人以外にこのルールは適用され、食べ残しをすると当然預けた1万円は戻ってきません。そんなわけで、特に二郎系初心者は普通に小ラーメンあるいはラーメンからステップアップしていくのをおすすめします。

 

3年前は完全にデロ麺だったけど、今回の麺は本当にヤバかった!ラーメン工藤の小ラーメン(全部マシ)

今回僕がラーメン工藤で注文したのは、麺量200gの小ラーメン。最近は身体への負担を考えて、二郎系で麺量を減らして注文することが多いです。この日のコールは全部マシ。あまりお腹が空いていなかったので、少しおとなしめのカスタマイズにしてみました。

 

ラーメン工藤の小ラーメン 全部マシ

 

カウンター席についてから待つこと約10分、目の前に現れた小ラーメンはこんな感じ。前回のラーメンより麺量は少なくなっていますが、野菜マシになった分、丼の縁から迫り上がる野菜の山は今回の方が高く見えますね。

 

ラーメン工藤の小ラーメン スープ

 

それでは、早速スープからいってみましょう。今回はコールが全部マシなので、豚骨スープに合わせる醤油ダレ(カラメ)も追加になっています。その分スープの色が濃くなって、味も醤油のエッジが効いてキリッとした感じの味になっています。でも、やっぱり豚の旨味は弱いように感じますね。二郎インスパイア系のスープとしては、ハッキリ言って物足りないです。3年前のラーメンの時にも「スープが薄い」って書いてますから、これは味のブレの問題じゃなくて、これがこのお店のスープの味ということなんだろうと思います。

 

ラーメン工藤の小ラーメン 麺

 

一方で、今回の麺は感動ものでした。すごくふわっとした感じの茹で上がりになっていて、大袈裟じゃなくてマシュマロを食べているかのような食感。前回のクタクタに茹で上がったデロ麺とは雲泥の差。このふわっふわの麺がずっと食べられるのであれば、スープが弱くてもまた来たくなりますね。

 

ラーメン二郎の小ラーメン チャーシュー

 

そしてお待ちかねのチャーシュー2枚。脂身が少なく、赤身がギュッと詰まった感じのチャーシューでした。こんなボリューム満点のチャーシューが2枚もついて、たったの950円でラーメンが食べられるわけですから、「やっぱり二郎系ラーメン(インスパイア系含む)って神だよなぁ〜」って思います。

 

そんなこんなで、ものの数分でスープ以外を完食してラーメン工藤を後にしました。3年前に行った時には正直「う〜ん、微妙…」という感じでしたが、今回の訪店でようやく「柔麺専門店」の意味が理解できたような気がしました。個人的な好みからすれば、もうちょっと豚の旨味が強くなると嬉しいんですけどね。まあ、それ抜きにしても、特に二郎系好きならここのマシュマロ食感の麺は一度食べておく価値があるんじゃないかなぁ…と思います。

 

P.S. ラーメン工藤についてもう少し詳しい情報をこちらの記事で紹介しています。このお店に興味があれば、ぜひ下のリンクをクリックしてください…

genjitsutouhi.com